さんは医師。
内科医というだけでなく、カラダクリニック銀座の国際栄養顧問医師、味噌ソムリエ、野菜ソムリエ、メディカルフード研究家などの肩書もお持ちです。
「 みるみる痩せる!味噌汁ダイエット(宝島社)」という本を出しています。
今回は、関由佳さんの味噌汁ファスティング(断食)を使ったダイエットの方法を紹介します。
さらに、詳しいやり方、効果、レシピも紹介します。
夏目三久さんがMCを務めるテレビ番組「はくがぁる」に出演されて、関由佳さん流の1日の食事が味噌汁だけという「ずぼらダイエット」として紹介されるようです。
関由佳の味噌汁ダイエット
関由佳さんは、「 みるみる痩せる!味噌汁ダイエット(宝島社)」という本をすでに出版されています。
その他に、「ゆるゆる糖質オフダイエット(主婦の友社)」という本もあります。
今回は、味噌汁ファスティング(断食)を利用したダイエットの方法を説明します。
いろんなダイエット法が昔から現在に至るまで次々に現れてきました。効果ややり方もさまざまなものです。
でも、なぜか効果がでなくて途中であきらめたりやめてしまう人が多いんです。
根本的な所がよくないからイマイチだったり、さっぱり効果が出ないことになるんです。
そこで、一番重要なのが「腸」なんです。
現代医学では腸の重要性がはっきりと認識されてきています。
免疫力の面だけでなく、第二の脳とまで言われています。
それほど重要ってことなんです。
便秘してると腸内には便が滞留します。
いわゆる”宿便”と言われるものです。
宿便についてはいろいろな議論がこれまでにありました。
現代医学的には長時間腸内に便がとどまることは出来ないと言っています。
ここで言う宿便は、便秘して単に腸内に便が溜まっていて出来れない状態のことと考えてください。
このような状態になると、腸は本来の機能を十分に発揮できなくなります。
食生活の悪さから、現代人は食べ過ぎの人が多いです。食事の質が悪い人も多くいます。
そういうことを続けていると、胃腸は疲弊してしまいます。
そして機能が低下してしまうんです。
それを防ぐためには、胃や腸を休息させてしっかり働くことが出来るようにしてあげなければいけません。
特に腸をです。
ファスティングのすごさ
それがファスティング(断食)なんです。
断食というと宗教っぽいイメージがありますね。
そんなことはありません。
ずっと以前からその効果が研究されてきたんです。
現代医学的には「絶食療法」と言って大学病院などでもおこなわれています。
管理人も2週間の断食経験があります。もちろん病院で医師の指導のもとにおこないました。
そして、その効果も十分体験出来ました。
ちなみに、おこなったのは寒天断食とスマシ汁断食です。
そのうちに記事にしようと思っています。
ノーベル生理学・医学賞を受賞したアレキシス・カレル(Alexis Carrel)は、著書「人間この未知なるもの」の中で断食の効果について述べているくらいです。
断食には、水だけしか飲まない本断食やジュースを使った断食などたくさんの方法があります。
プチ断食や1日断食などはかなり話題になりましたし、実践している人が多いと思います。
医師の関由佳さんが推奨する断食は味噌汁を使ったダイエットの方法です。
それが今回紹介する味噌汁ダイエットです。
味噌汁の利点
簡単な方法なので、ずぼらダイエットなどと言われることもあります。
グリーンスムージーは作るのが面倒だし、酵素ジュースははっきりいってあんまりおいしくないですよね。
そんなんじゃ続くわけがありません。
味噌汁は発酵食品だから、酵素がたくさん含まれています。そういう意味では、酵素ジュースというかドリンクとも言えますね。(笑)
でも、味は味噌汁のほうが圧倒的にうまいし飽きません。
目標の体重や体脂肪率によりますが、基本的には継続できないと、どんなダイエット法も成功しません。
日本人が大昔から摂取してきた味噌汁にはミネラルやアミノ酸など、体に必要な栄養がたっぷり含まれています。
特に冬なんかはいいですよ。
飲むとあたたかくて体が温まるしホッとした気分にもなります。
こんなちょっとしたことが継続していく上では重要なんです。
ファスティングの方法
味噌汁ファスティング(断食)によるダイエットの方法は実に簡単です。
具なしの味噌汁を1日3回飲むだけです。
もちろん、最初から無理して3食を味噌汁だけにする必要はありません。
最初は1日1回朝だけ具なし味噌汁にするというのもいいと思います。
昼だけとか夜だけとか、自分の生活スタイルにあわせて徐々に3回に近づけるのも失敗せず継続するにはいいやり方です。
ファスティングをおこなう期間が気になると思います。
週に1回おこなうのもいいし、3日間やってみるのもいいと思います。
週に一度だけならほとんど問題はないんですが、3日間やる場合は注意が必要です。
もちろん、1日だけの場合でも次のようにやったほうがいいのは言うまでもありません。
味噌汁断食だけでなく、例えば週に一度だけのにんじんジュース断食などでも、継続すれば効果があることがわかっています。
というか、やるべきでしょうね。
基本的にどんな断食でも、準備食、ファスティング(断食)、回復食という流れになります。
1.準備食
胃腸の負担にならない食材を使った食事にします。3食ともです。
完全な菜食にする必要はありませんが、野菜は多めにとるのがいいです。
そして、腹八分目にします。そして夜の八時までには食事を済ませます。
2.ファスティング(断食)の日
期間は1~3日間
朝昼晩と3回とも具なしの味噌汁を飲みます。
食事からの水分摂取がないので、1日に1.5~2リットルの水分を摂取します。
もちろん、水が一番いいです。
お茶やコーヒーなどには利尿作用があるので、水分摂取にはむいていません。
固形物を摂取しないことで、胃腸への負担がほとんどなくなり、体がリセットされます。
食物の消化や代謝や吸収ってかなりのエネルギーを消費してしまうんです。
体がすっきりして疲れが取れるのが実感できたりします。
次に、その方法や具体的なやり方を説明します。
3.回復食
ファスティング中は味噌汁と水だけだったので、食物の吸収力が高くなっています。
また、胃腸を休ませていたので、急に普段と同じような食事をするのは負担がかかり過ぎます。
ですから、おかゆや野菜スープのような負担にならなくて消化の良い物を食べることが大切です。
昼と夜は少し量を増やしてもいいんですが、食べ過ぎは絶対禁物です。
断食中はなんとか空腹感とかを我慢出来ても、回復食で失敗する人が多いんです。
どの断食でもそうです。
そういう意味で回復食が断食では一番重要で気をつけないといけないと言えるかもしれません。
注意点
その他にいくつか注意する点があります。
ファスティング中は、カフェインのはいった飲み物やアルコールは絶対にやめましょう。
お菓子やジュースなどもそうです。
必ず味噌汁と水だけにしてください。
特に、女性の場合なんですが、生理後1週間の間にファスティングをおこなうのがいいです。
理由は、精神的にも体調的にも安定しているからです。
ファスティング中には「好転反応」と言われるさまざまな症状があらわれることがあります。
もし、貧血や吐き気が起こった場合には、黒飴をなめて糖分を摂取して回復させます。
本当は断食する前に医師に相談するのが良いです。
そして、何かあったら我慢せずに病院に行くのが本当はベストです。
効果は?
ダイエットだけでなく、デトックス効果も期待できます。
この場合は、3日以上のファスティングが必要となります。
といっても、代謝酵素が働き出すので、脂肪内にたまっている有害ミネラルは排出されます。
あくまでもきちんとしたデトックス目的の場合の話です。
その他の効果は、一般的なファスティングと同じと考えていいと思います。
違う点は味噌汁と水だけってところです。
口コミや評判はかなりいいですね。
マイナス何キロの体重減少とか、ウエストがマイナス何cmとか、実践した人たちの口コミがかなりあります。
そんなところもやる気につながるし、安心して始められるところですね。
そして、このやり方を指導している関由佳さんは医師なので、医学的にも科学的にも安心できるところが最高です。
レシピを紹介
味噌汁の作り方とレシピを解説します。
ダシ
ダシは昆布がベストと言えます。かつお節は動物性タンパクなので、消化に負担がかかってしまいます。
市販のダシを使うなら、無添加のものがいいです。
味噌
赤味噌か豆味噌がベストです。
白味噌などは糖質が多いからです。
赤味噌と豆味噌の場合はコクもあるし、満腹感が得られやすいです。
味噌と水の量
大さじ2の味噌に700ミリリットルの水が目安となります。
この量なら、一日あたりの塩分摂取量内におさまります。
塩分のとりすぎには注意しなくちゃいけませんからね。
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