こんにちは。
今日は雨が降ってるせいでひんやりとして過ごしやすい熊本市在住の管理人です。
皮下脂肪や内臓脂肪が気になって仕方ない人は多いと思います。
特に女性はですね。ダイエットに関連しての話なんですが。
でも、男性にも非常に重要です。
検査のたびに医師に説明される中性脂肪やコレステロールの値に一喜一憂してる人も多いはず。
脂肪って甘く見てると非常に重大な病気の原因になったりするんです。
最近注目されているのが「場違い脂肪」です。
皮下脂肪、内臓脂肪に続く第3の脂肪とも言われています。
今回は、この場違い脂肪について詳しく解説します。
日本人場合、太ってなくても糖尿病になる人がい多いですね。
その原因や理由についても説明します。
さらに、場違い脂肪の種類や減らし方まで紹介します。
場違い脂肪(第3の脂肪)とは?
皮下脂肪、内臓脂肪に続くのが第3の脂肪と呼ばれる「場違い脂肪」です。
最近注目されてきてますが、正確には「異所性脂肪」という名称があります。
日本や韓国、中国などの東アジア人のBMIと心血管疾患によるリスクの研究があります。
心血管疾患とは、心筋梗塞や脳卒中のことです。
研究結果では、東アジア人でBMIが25以上の人は心血管疾患で亡くなるリスクが高いことが明らかになりました。
これは欧米人と同様の結果でした。
ところが、東アジア人の場合はBMIが17.4以下であっても心血管疾患リスクが高いことがわかったんです。
この点に関しては欧米人と異なっていました。
BMIの計算式
BMIは「体格指数」といい、次の式で計算されます。
BMI(体格指数)=体重(kg)÷身長(m)
計算する時には単位に気をつけてください。
「kg」と「m」で計算します。
太っていなくても日本人が糖尿病等になりやすい理由と原因
BMIが30以上の成人の割合は、アメリカでは30%以上いるのに対して日本では5%未満です。
しかし、糖尿病の人の割合は日本とアメリカでほとんど変わらないんです。
つまり、日本人の場合は太っていなくても糖尿病になりやすいというわけです。
糖尿病だけではないんです。
高血圧や脂質異常症に関しても、日本人の場合は太っていなくてもリスクが高まることがわかっています。
ここで一つの疑問が出てきます。
なぜ日本人とアメリカ人の間にこのような差が生まれるのかということです。
そこで考えられたのが脂肪の内容の差です。
それが、皮下脂肪、内蔵脂肪に続く「第3の脂肪」だったんです。
この「第3の脂肪」が「場違い脂肪」とも呼ばれる「異所性脂肪」です。
最近注目されてきています。
これが理由と原因です。
異所性脂肪
「第3の脂肪」=「場違い脂肪」=「異所性脂肪」とは一体何なのか?
脂肪は脂肪細胞に溜まっていきます。
皮下にある脂肪細胞が皮下脂肪、お腹を覆っている腸間膜にある脂肪細胞が内臓脂肪です。
「第3の脂肪」=「場違い脂肪」=「異所性脂肪」とは、それら以外の臓器に溜まる脂肪なんです。
心臓、肝臓、筋肉などの14カ所の臓器に溜まるという報告があります。
溜まる順番
溜まるステップが気になります。
人間の体内で消費されずに余ったエネルギーが脂肪になるわけですが、皮下脂肪、内臓脂肪、「第3の脂肪」=「場違い脂肪」のうちのどこの脂肪になるかの振り分けのメカニズムはわかっていません。
ただ、日本人の場合は欧米人に比べて皮下脂肪となる量が少なく、内臓脂肪や場違い脂肪になりやすいと考えられています。
種類について
場違い脂肪、つまり第3の脂肪ですが、どのようなところに蓄積して病気などのリスクを高めるのかいくつか説明します。
心臓
心臓に溜まる脂肪は、ある程度の量までならば、良いホルモンを出したり血管を拡張させることなどがわかっていました。
ところが、その量を超えると石灰化を起こして血管を硬化させたり、不整脈がおこりやすくなります。
さらには、心筋の収縮力を低下させてしまうとも言われています。
肝臓
肝臓と聞いて思い出すのは脂肪肝だと思います。
実は、アルコールを全く飲まない人でも脂肪肝になります。
これを非アルコール性脂肪性肝疾患といいます。
肝機能が異常値の場合、肥満、肥満でないにかかわらず肝臓に場違い脂肪、つまり第3の脂肪が溜まり脂肪肝になっている可能生が高いのだそうです。
このようなことが続いていると、肝硬変や肝臓がんに進行する可能性が出てきます。
膵臓
膵臓にはインスリンを出すβ細胞などがあります。
このβ細胞の内部にまで脂肪が溜まった場合、インスリンの分泌が悪くなり糖尿病にやすくなります。
日本人が太ってなくても糖尿病になりやすい理由は、β細胞に脂肪が蓄積し障害を起こすからだとも言われています。
筋肉
筋肉細胞の中に脂肪が入ると、インスリン抵抗性といってインスリンの効きが悪くなります。
そして、糖尿病になりやすくなります。
腎臓
腎臓に脂肪が溜まった場合は、高血圧や慢性腎臓病になりやすくなると言われています。
いずれにせよ、場違い脂肪こと第3の脂肪はいろんなところで体に良くないようです。
減らす方法と溜めない生活で1番重要な事
場違い脂肪、第3の脂肪と聞いてちょっと怖くなった人もいると思います。
太っている痩せているに関係ない話ですからね。
そのような不安は管理人もよくわかります。
そこで気になるのがそれらの脂肪を減らす方法や落とし方、さらには溜めないやり方です。
実はそれほど心配する必要はないんです。
生活習慣を見なおして改善していくだけで効果が出ます。
運動をして最初に燃焼されるのが、場違い脂肪こと第3の脂肪です。
数時間の運動でも効果が出るようです。
つまり、減らす方法や落とし方で重要なのは運動するってことなんです。
管理人ははっきりいって痩せています。
これまで運動には特に関心はありませんでした。
運動って言えば、犬の散歩とたまに行く山歩きくらいでした。
しかし今回、場違い脂肪の怖さがわかったので毎日の生活に運動を取り入れるとともに、こまめに動くようにすることも意識してやろうと思いました。
やっぱり、歩くこともしっかりやらなくちゃだめですね。
軽いジョギングなんかも良さそうです。
こういう風に場違い脂肪を減らすだけでなく溜めない生活をしていきたいと思っています。
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