不動産鑑定士試験の難易度や年収をチェック!独学での勉強時間も解説!

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こんにちは。

先日、久しぶりに地元の友達に会ったんですが、相変わらずどうしようもない話が多かったです。(笑)

ま~、学生時代からの友人ですからそんなもんでしょうね。

そんな話の中にも少しは真面目な話題がありました。

それが不動産鑑定士試験なんです。

管理人のわたしも不動産には興味があるんですが、試験の方は出来れば敬遠したいものです。(笑)

ですが、話を聞いてみると結構面白かったので、今回の記事ネタにしたというわけです。

資格試験にはいろんなものがあり、日夜勉強に励んでおられる方も多いと思います。

そんな中で今回フォーカスするのが不動産鑑定士試験。
試験ですから、まずは難易度が気になります。
学生時代の偏差値を思い出してしまいました。(笑)
また、資格を無事に取得した後にどれくらいの収入になるのか?
特に年収に最大の興味を持つ方が多いのではないでしょうか?
そんなことに加えて、独学でやる場合の合格するために必要な勉強時間などについてもリサーチしました。

資格取得の通信講座なんかたくさんありますけど、独学で勉強している方も多いでしょうからね。

そんな方々のお役に立つ情報になることを祈っています。

では、早速本題へ!

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不動産鑑定士試験とは?

不動産鑑定士とは、不動産の鑑定評価を行う仕事をする人です。

その不動産鑑定士になる為の資格試験が不動産鑑定士試験です。

仕事の内容としては、主に不動産鑑定評価とコンサルティングの業務があります。

特に不動産鑑定評価は、不動産鑑定士以外の人が出来ない独占業務となっているために、その点が特徴として挙げられます。

鑑定評価など事務が好きな人からコンサルティング業務のように人と接する人が好きな人まで資格を取得するにあたってはその仕事の範囲は多岐に渡ります。

バブル景気の時は、とても稼げた資格だったようです。

しかしながら、今現在の不動産鑑定士の仕事は業界が全体的が縮小していると言われています。

受験資格や年齢制限は2006年から制限が撤廃され現在は誰でも受けることが出来ます。

試験は短答式と論文式があります。

短答式はともかく、論文式は独学ではなかなか難しいというのが現実です。

ちなみに、短答式の問題は五肢択一式のマークシート方式です。

不動産に関する行政法規と不動産の鑑定評価に関する理論の問題が出題されます。

論文式の問題は、民法、経済、会計学、不動産の鑑定評価に関する理論(論文問題)、不動産の鑑定評価に関する理論(論文問題)、不動産の鑑定評価に関する理論(演習問題)となります。

受験者数は年々減ってきているというのが実情です。

士業だからとか、難関資格だから年収が高そうだからと、なんとなく目指したりすると、ようやく合格できても、後で苦労することになることも。

すでに不動産業界にいて次のステップへと進みたい方やどうしても鑑定評価をやりたい人、家業を継ぎたい方、大企業にいて専門の部署に行きたい人、もしくは専門の部署にいて資格がどうしても必要だから、などしっかりとした目的や目標がある人が受けるべき資格といえます。

予備校のうたい文句を鵜呑みにしないようにすることも必要です。

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難易度について

試験の難易度については正直にいいますが高いです。

不動産業者で働く人間にとっては一度はこの取得を取ろうかと考える人も多いです。

また通常は資格取得の勉強をするために予備校に行けばこの看板を目にする人は多いです。

不動産業界においては、宅建士、マンション管理士、管理業務主任者とトリプルライセンスを目指す人もいますが、より上を目指したいと考えているならば、土地家屋調査士や不動産鑑定士も目指しても良いかも知れません。

規模の大きな不動産会社で賃貸・売買・コンサルティングなど幅広く行っている場合においては、案件が入ってきたときに、不動産鑑定士に外注せず、自社で内製化できるため、様々な資格を持っている人がいれば、相乗効果を発揮します。

ところで、不動産系の資格において必ず注目されるのは宅建士です。

宅建士は合格率15%前後ですが、不動産鑑定士は、短答で25%前後、論文で10%前後です。

社労士、司法書士、税理士、公認会計士、弁護士など士業を代表する超難関資格です。

そして3大資格と言われているのが、公認会計士、弁護士、不動産鑑定士です。

しかし、それら3大資格の中でも一番地味で、一番儲からない資格であり、言い方悪いですが、斜陽資格であると言っても過言ではありません。

その為、前述した不動産鑑定士としてやっていくという明確な目標が無いと厳しい資格であると言えます。

なので、不動産鑑定を目指す人は、最初に宅建士に合格するのが無難です。

問題のレベルも全然違いますが、民法の基礎を宅建士の勉強で学ぶことが出来ます。

王道は、宅建士→不動産鑑定士の順で取るのが良いです。

宅建士の資格を普通に取得できない人は、不動産鑑定士はまず受からないので、宅建士に合格して不動産の更なる上位資格を取得できる自信があれば受けても良いかもしれませんね。

宅建士

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年収や将来性

年収は600万円から700万と言われています。

超難関資格と言われる割には実は年収は低いです。

がっかりされた方も中にはいるかもしれませんね。

しかし、これは不動産鑑定士にかぎらず他の士業でもいえることです。

弁護士でも検事は人気があり、就職先の倍率が高すぎだったりします。

また、弁護士として法律事務所に応募したくても就職先が無いとか・・・。

公認会計士でも監査法人に就職出来ないケースさえもあります。

不動産鑑定士はそういったことがもっと顕著です。

そのため、もし独立を考えているのあるならば、地道に営業活動して、少しずつクライアントを増やす。

資格を生かして企業内鑑定士になる。

もしくは外資系に転職するなど・・・。

どの道へ進むにしろ資格を取った以上に苦労する未来が待っている可能性があるという事です。

つまり、資格を取得したから年収が上がるのではなく、資格をどう生かすかです。

実はこれが出来ないと宅建士よりも稼げない資格となってしまいます。

せっかく一生懸命に勉強したにもかかわらずです。

宅建士に関しては、不動産屋は必ず人を一定人数置かなければならない義務があるため、とりあえず、宅建士の資格を持っている人を繋げておきたいという理由もあり、資格手当が付きます。

資格手当をもらえば月15,000円~30,000円を貰えます。

何千万円ものマンションを多く取引して、手数料を稼ぐ事により、年収1000万円以上達成する人も中にはいます。

結局、本人の腕次第という事です。

といっても、不動産鑑定士にはならないほうがいいよと言っているのではありません。

誤解のないように。

目指す方はとにかくまずはしっかり勉強することです。

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独学での勉強時間

大学生でも社会人にとってもスクールに通うと余計時間がかかるので、通信教育がおすすめです。

特に社会人の方で仕事で疲れ切った体でさらにスクールに通うのは実際大変です。

大学生も大学での勉強などで疲れているのは同じでしょうけどね。

そう考えると、独学での合格までの勉強時間が気になるところです。

時間とすれば、2000時間~5000時間と言われています。

ま~もちろん、このデータには大きな個人差があるとは思います。

あくまでも平均的な合格者のデータと言えるでしょう。

仮に 1日3時間の勉強×365日(=1年)で1095時間になります。

ということは、合格するのに約2年~5年かかる計算となります。

もちろん、本人の基礎学力もありますので一概とは言えません。

試験勉強の方向性がずれてしまっている人は、10年以上かかる人も多いようです。

そういうわけで、独学でやっていこうと考えている方は通信講座などの教育を利用するのもいいかもしれません。

ある程度の長期戦になる可能性がありますからね。

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求人は?

すごく気になることの1つがやはり求人ではないかと思います。

不動産鑑定事務所の求人はなかなか採用自体なく、若干名としている所も多いです。

なので、就職状況としては厳しいようです。

年齢的にも20代で取得して就職する方が良いです。

その他に企業内鑑定士という道で就職という手もありますが、こちらはそもそも新卒の枠しか無く、転職となるとハードルは一気に高くなります。

どうしても不動産鑑定士になりたいという強い気持ちがあれば、ハローワークや人材紹介会社の他、自分で電話やメールをして売り込んでいく方法もあります。

また、どうしても経験を積みたいのであれば、アルバイトから入り込む方法もあります。

不動産鑑定士になって、自分はどんな仕事をしたいかイメージを膨らませる必要があるのは言うまでもありません。

いかがでしたか?

不動産鑑定士は決してバラ色の資格とはいえません。

そういうわけで、不動産鑑定士の資格を取得することに対して明確な目標がある人、どうしても仕事で必要なので取らなければならない人でないと厳しい資格であると言えます。

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