クヒオ大佐は1970年代～1990年代にかけて、アメリカ軍の特殊部隊のパイロットと偽り、女性たちから約1億円を騙し取った実在の結婚詐欺師です。
実話なんです。
自分のことを「ジョナサン・エリザベス・クヒオ大佐」と名乗っていましたが、本名は鈴木和弘と言い、日本人です。
映画や本にもなっています。映画の原作は、吉田和正さんの「結婚詐欺師 クヒオ大佐」
今回は、クヒオ大佐こと鈴木和弘さんの今現在、学歴と経歴や生い立ちのプロフィール、その後について、さらにショーンKとの関係についても解説します。
本物の衝撃的な実話です！
クヒオ大佐(鈴木和弘)の今現在は？
クヒオ大佐こと鈴木和弘さんの今現在が気になっている人は多いと思います。
伝説の結婚詐欺師とも言われるクヒオ大佐は、今年2016年5月13日放送の「爆報！THEフライデー」に出演していたんです。
現在の年齡は70歳で、当時は36歳くらいだったそうです。
テレビの映像ではかつて詐欺師として活躍？していた頃と同じ金髪でした。
しかし、今現在どんな職業に従事してどんな仕事をして生活しているのかはわかりませんでした。
10回目になりますが、最後に逮捕された時のことについては「その後とショーンKとの関係とは？」のところで解説しています。
学歴と経歴について
クヒオ大佐の学歴については中学を卒業後に職業訓練学校に入学したことだけしかわかっていません。
実際、貧しかったようで学歴は中卒です。父親は国鉄の職員でした。
職業訓練学校を卒業後に上京しますが、大学には進学していないようです。
経歴に関しては元自衛官ということだけしかわかっていません。
ただし、ウソの方のプロフィールは学歴、経歴ともに信じられないほどすごいものです。
まず、ワシントン大学を卒業していますが、なんとその時の年齡が6歳です！（笑）
ニュートンやオイラーやラマヌジャンなら、そんなこと聞いても不思議には思わないんですけど、それにしてもすごすぎ。
こんなこと聞かされたら、普通はあやしいと思うんですけどね。
10歳でミネアポリスの士官学校の入学資格を得たことになっています。
しかし、体格的に問題があったので15歳まで入学を辞退したそうなんです。
じゃ～、入学を辞退していた5年間に何をやっていたかというと、エール大学で弁護士の資格を取得して、さらに東京大学法学部大学院で法学博士号をとったそうなんです。
ミネアポリスの士官学校を卒業後は、アメリカ海軍に入り、後に空軍の方に移りました。
そして、特殊部隊パイロットとしての任務についていたそうなんです。
これらの間には、伯母の要望などでケンブリッジ大学に留学していたこともあるそうなんです。
いつニュートンの母校であるケンブリッジに行ったんだろうという疑問が出てきますね。
よくま～ここまで大胆な嘘のプロフィールを作ったなと思います。（笑）
これがすべて本当なら超高学歴のエリートです。経歴も作りすぎですね。
学歴や経歴のコンプレックスのようなものもあったのかもしれませんね。
また、身長は160cmくらいなのに髪を金髪にして鼻も整形で高くしていたことから、容姿に関してもコンプレックスがあったのかもしれません。
生い立ちにも同様のものを感じていたっぽいですね
でも、こんなことを信じた女性が複数いたというから驚きです。
嘘のプロフィール
出身地：ハワイ
国籍：：アメリカ合衆国 日本国籍も所持する二重国籍
父親：カメハメハ大王の末裔
母親：エリザベス女王の双子の妹
ジョナサン・エリザベス・クヒオって名前の「ジョナサン・エリザベス」という部分は適当に思いつくまま考えたっぽいですね。
自分のことをジョナサン・エリザベス・クヒオ大佐と名乗っていたっていうから信じられません。
日本人なのに・・・。
父親と母親も両親ともにものすごい家系の出身になってます。
ルックスがコーカソイドに似ていたから、いつ頃からか金髪にしてレプリカの軍服を着て、片言の日本語を使う、インチキ軍人を名乗るようになったみたいです。
言葉がなまっていたので、下手な日本語を使う外国人を演じていたようです。
鼻が高いのは、整形手術をしたみたいです。
ここまでやって結婚詐欺をやってたんです。
クヒオ大佐は、一度逮捕されて服役してるんですが、出所後にまたもや結婚詐欺をおこなっていました。
結局、被害総額は約1億円とも言われています。約20年にわたり嘘の学歴や経歴などを使って結婚詐欺をしていたんです。
このクヒオ大佐の結婚詐欺は2009年に映画化されました。それが嘘のプロフィールのところにある画像です。
結婚詐欺師「クヒオ大佐」を堺雅人さんが演じています。
映画の予告編の動画がYouTubeにあるので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
1億円もの結婚詐欺をやれたんだから、凄腕といってもいいかもしれませんが、笑える話がたくさんあります。
例えば、ターゲットになった女性にアメリカの公文書を見せたんですが、なぜかその書類はすべて日本語で書かれていたとか。
米公文書で使用される言語が日本語なんてことはありえない！（笑）
他にもいろいろとありますが、wikiにまとめてあるので、そちらを参考にしてくださいね。
笑えます！
実際、クヒオ大佐の詐欺については悪質性よりも滑稽さの方が目立つとの意見もあるくらいです。
嘘をつく時のネタ元は新聞だったようです。
その後とショーンKとの関係とは？
これまでに説明してきたように、クヒオ大佐こと鈴木和弘さんは嘘偽りを繰り返しながら女性をだまして結婚詐欺をおこなってきました。
被害女性は25歳～51歳と幅広く、事件としてわかっているだけで7人もいます。
被害金額は数百万円から、多い時には4500万円も騙し取られたそうです。
結局その後、1984年に詐欺罪で逮捕され、実刑判決を受けています。
そして、5年間の服役後、1989年に出所しています。
最後に逮捕されたのは1999年。
被害者は当時33歳の女性です。被害金額は600万円だったそうで、お金だけでなく体も許してしまったそうです。
これで10回目の逮捕となりました。
なんで、ここでショーンKさんが関係しているのかというと、同じように学歴や経歴やプロフィールを詐称していたからです。
ショーンＫことショーン・マクアードル川上さんが話題になってた時に、ビートたけしさんが、来年から“クヒオ大佐”と名前を変えて出てきたらとアドバイスを送っていたからです。（笑）
大神クヒオ(後に東京名物大神本舗五百年に改名)さんという芸人がいますが、その芸名はクヒオ大佐から師匠のビートたけしさんが命名したものです。
ショーンKさんには鼻の整形疑惑がありますが、そういう点でも似ているといえるかもしれませんね。
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