木俣肇が受賞したイグ・ノーベル賞とは?
木俣肇クリニックの院長である開業医の木俣肇さんが2015年の「イグ・ノーベル賞」を受賞。
イグ・ノーベル賞とは、ノーベル賞のパロディーともいえる賞で、人を笑わせ、かつ考えさせてくれるような研究に対して授与される賞です。
といってもふざけた賞ではないんです。
きちんとした科学者などの真面目な研究に賞が与えられます。
選考委員はノーベル賞受賞者や、科学者など各分野の専門家によって決定されます。
しかも、授賞式はハーバード大学の中の最も威厳があると言われている建物である「サンダーズシアター」で行われます。
イグ・ノーベル賞受賞者の中には本当のノーベル賞受賞者もいます。ただ面白おかしいだけの賞なんかではないんです。
アメリカやヨーロッパの有名大学では受賞者の講義ツアーまでおこなわれ、この講義には聴衆が殺到するほどの人気です。
イグ・ノーベル賞受賞理由
木俣肇さんのイグ・ノーベル賞の受賞理由は、キスによってアトピー性皮膚炎のアレルギー反応が弱まることを研究で明らかにしたことです。
イグ・ノーベル賞の中の医学賞の受賞です。これまで多くの日本人が各賞を受賞しています。
アトピー治療の考え方
木俣肇さんのクリニックでは乳幼児から高齢者までの幅広い年齢層のアトピー性皮膚炎やアレルギー疾患の治療をおこなっています。
特徴は脱ステロイドと脱保湿という考えを基本とした治療です。
気管支喘息やアレルギー性鼻炎などのアレルギー疾患をステロイドを使わない方法で治療していくスタイルです。
最近はそういう治療方針が多いようですが、木俣肇さんの研究であきらかになったキスでアレルギー反応が弱まり改善するという事実にはびっくりしますね。
プロフィールと経歴
木俣肇さんのプロフィールと経歴って予想していたようにすごいです!
名前:木俣肇(きまた はじめ)
出身大学・学部:京都大学医学部
専門:アレルギー
木俣肇クリニック院長
経歴:大学卒業後、アメリカのUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)に留学。
そこで、アレルギーを専門的に研究。 治療はステロイドを使わないやり方で、数多くのアトピー性皮膚炎で困っているヒチたちをを完治させています。
アトピー性皮膚炎に関するたくさんの研究が海外の雑誌に発表されており、日本の各地で公演もおこなっているアレルギーの臨床研究者でもあります。
雑誌で紹介されたりと、以前からアトピーの分野では有名な方です。
コメントを書く