今回の記事ネタは鵜渡根島(うどねしま)。
東京にある無人島です。
超危険ということで、立ち入り禁止の島なんて紹介されていることもあります。
この鵜渡根島の地図を見ると、鳥居のマークの神社の地図記号が記載されています。
無人島っていいましたが、正確には歴史的に無人化してしまった島なんです。
そんなわけで本記事では、鵜渡根島(うどねしま)の神社と歴史、上陸可能かどうか?渡船もリサーチしてみました。
その他に、地質学的にはどんな島なのかについても解説していきます。
鵜渡根島(うどねしま)とは?
鵜渡根島(うどねしま)とは伊豆諸島の利島(としま)と新島(にいじま)の間にある島。
構造的には北西-南東方向に伸びている小さな島です。
島の長さは約1.5kmで幅は約400m。
島の一番高いところで209m。
島の周囲の長さは約3.5kmです。
行政区画上は東京都新島村に属しており、すでに説明したように現在は無人島。
富士箱根伊豆国立公園に含まれています。
鵜渡根の読み方を「うどね」と書いていますが、天保郷帳には「うとね」と記載されているそうです。
鵜渡根島の神社と歴史
記事冒頭ですでに少し説明したように、鵜渡根島の地形図には神社の地図記号が記載されています。
無人島なのに神社?
もともとは無人島ではなく昔は人が住んでいたこともあったが無人化した島が鵜渡根島。
神社の名前は不明ですが、島名そのままの鵜渡根島神社という名称かもしれません。
それか名前がない神社なのか・・・。
鵜渡根島の歴史にも焦点を当てたいと思います。
島名の由来は、島内に祀られている鵜渡根后明神(うどねきさきみょうじん)です。
この鵜渡根后明神というのは、事代主命(ことしろぬしのみこと)の一族神で東京都神社庁の管轄。
新島の総鎮守「十三社神社(じゅうさんしゃじんじゃ)の同族十二神の一神。
現在の鵜渡根島は無人島になっていますが、明治時代には養蚕業を営むために新島から移住した人が生活していたこともあるようです。
水トク!「立入禁止の向こう側!ココから先は人間NG」というテレビ番組では、明治時代にある伝染病から島を守り抜こうとした母親と子供がたった二人きりで生き抜いた島とのことです。
さらに具体的なことが判明したら追記しようと思います。
鵜渡根島の現在の人口と世帯数
過去には鵜渡根島には人が住んでいたことがわかっていますが、今は無人島となっています。
なので、人口も世帯数もゼロです。
地質学的には?
鵜渡根島は無人島(無人化した島)で神社がある立ち入り禁止みたいな部分も非常に関心を持つところなんですが、地質学的にも非常に興味深い島でもあります。
成層火山であった鵜渡根島火山の残骸なんです。
なんと火山の一部!
でも、鵜渡根島が噴火したという記録はありません。
鵜渡根島火山は岩石のフレッシュさから、第四紀火山と推測されています。
時代的には第四紀という地質学的には新しい火山ということです。
大きさ的には高さが約300mで基底の直径が約4km、そして北西-南東方向に伸びていたようです。
鵜渡根島火山は主として玄武岩から構成され、降下スコリア堆積物、そしてそれらを供給した岩脈からなっていた成層火山でした。
鵜渡根島火山の近くには利島や大島火山がありますが、それらと同様な広域的な応力場の中で成長し形成されたものであると考えられています。
鵜渡根島のような島は地球科学と言うか地質学的な観点から見ても面白いものがありますよ。
上陸は可能?
無人島ってだけで行きたくなる人もいると思います。
そこで気になるのが上陸できるかどうかです。
断崖絶壁やすごい荒波が押し寄せている鵜渡根島。
昔、人が住んでいて神社まであるくらいですから、普通に考えても上陸は可能でしょうね。
釣りのすごく良いポイントがあるようで、釣り人が渡舟で上陸したりしているという事実もあります。
釣り以外だと地質学的な研究のために上陸した研究者もいると思います。
中には鵜渡根島を歩いてみたいとかキャンプしたいという方もいるかもしれませんね。
となると、上陸方法というか上陸手段ですが。
これはいまのところは渡船しかなさそうです。
でも、鵜渡根島周辺の海域って時化やすいということから、1年のうち50回くらいしか島にたどり着けないそうです。
今となっては無人島で簡単に近づけないとまずます興味が湧いてきます。
神社もあるしですね。
渡船をリサーチ!
それで渡船を調べてみました。
例えば、Izu-Shimoda-Fishingが渡船をやっています。
料金に関しては釣り目的の渡船ですから、ただ上陸してみたいという方は問い合わせてみるといいかと思います。
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