こんにちは。
いよいよ毎年恒例の「ノーベルウィーク」ですね。
楽しみにしている人は多いと思います。
管理人もその1人です。
やっぱり、ノーベル賞ですからね。この時期のメディアの注目度も違います。
今年2016の日程も決まっており、気になるのは日本人の受賞です。
有力候補として、松村保広さんと前田浩さんが化学賞、 本庶佑(ほんじょたすく)さんがノーベル生理学・医学賞の有力候補として最近名前が出ていました。
その他に、森和俊さんや水島昇さん、細野秀雄さん、飯島澄男さん、森田浩介さんの名前も候補に出てきています。
それ以前から名前が出ていたのが大隅良典(おおすみよしのり)さん。
ノーベル生理学・医学賞の有力候補の1人です。
受賞は時間の問題であろうと以前から言われていた方です。
「ノーベル賞の登竜門」と言われているる「ガードナー国際賞」などたくさんの受賞歴があるんです。
大隅良典さんの功績は「オートファジー」という現象を世界で初めて肉眼観察し、そのメカニズムを解明したというものです。
「オートファジー」は日本語では「自食作用」という意味です。
「オートファジーの父」と呼ばれています。
もし、ノーベル生理学・医学賞を受賞することになれば、弟子である東京大学教授の水島昇さんとの共同受賞が予想されています。
管理人をはじめ、ほとんどの人は意味がわからないと思います。(笑)
本記事は学問的な解説を目的に書いたわけではないので安心してくださいね。
今回は、東京工業大学の大隅良典さんのの妻と子供、出身高校と大学などの学歴と経歴もリサーチしてまとめてみました。
追記:大隅良典さんがノーベル生理学・医学賞を見事受賞されました!
日本人からまた受賞者が出てすごく嬉しく誇りに思っている管理人です。
ノーベル財団のカールヘンリク・ヘルディン理事長が取材に応じ、日本人が3年連続でノーベル賞を受賞したことに対し、日本の科学の強さを反映していると述べています。
さらに、大隅良典さんの研究を革新的なものであり、オートファジー(自食作用)の重要な原理を確立したことを賞賛しています。
また、基礎研究にお金を出すことの重要性も指摘しています。
日本での今現在の自然科学分野での基礎研究費の割合って15%くらいなんです。
実用重視の研究の方にお金がたくさん行ってしまっているんです。
大隅良典さんは基礎研究の重要性をこれまで何度も訴えてきましたが、今回のノーベル賞の受賞で影響力が大きくなるだろうから、何らかの反応が今後でてくるのではないかと思われます。
大隅良典の妻と子供
大隅良典さんはもちろん結婚されています。
家族には妻と子供さんがいます。
妻は生命科学の研究者です。名前は万里子さんといいます。現在の年齡は69歳です。
大隅良典さんは妻を尊敬しているそうです。
今現在は奥様と二人で生活されています。
息子さん2人はすでに独立し、1人は小児科医をされています。
さすが、ノーベル生理学・医学賞候補の息子さんですね。
父親と同じ生物系に進まれたってことです。
大隅良典さんご夫妻がそろって研究する姿を描いたイラストが横浜市緑区の研究室には飾ってあります。
このイラストはノーベル賞受賞が決まる半年ほど前にお弟子さんたち門下生がサプライズプレゼントとして贈ったものです。
どんなイラストかというと、オートファジー(自食作用)の電子顕微鏡写真が背景になっていて、顕微鏡をのぞいている大隅良典さんと酵母を培養する妻の万里子さんが描かれているんです。
このイラストを描いたのは、兵庫県姫路市のイラストレーターであるウチダヒロコさん。
奈良女子大で生物学を専攻された方で、この大学に大隅良典さんが招かれた時に講義を受けたことがあるんだそうです。
余談になりますが、大隅良典さんのことを調べると、「大隅典子(おおすみ のりこ)」さんという方の名前が出てきます。
この女性は神経科学者なんですが、大隅良典さん妻とか親戚でもなんでもありません。
単に苗字が同じと言うだけです。
大隅典子さんはご自身のブログでノーベル賞候補の大隅良典さんについて書いていますが、家族でもなんでもないと否定しています。
実際、よく聞かれるそうなんです。
確かに名前だけを見ると何か関係があるのではないかと思ってしまいます。
二人とも研究者ですからね。
出身高校と大学
大隅良典さんの出身高校は福岡県立福岡高等学校で、出身大学は東京大学教養学部基礎科学科です。
大学卒業後は東大の大学院に進学され、理学研究科で学ばれました。理学博士の学位を取得されています。
博士課程の時には京都大学でも学ばれたりしています。
以上が学歴です。
中学・高校時代は自分はまじめな学生であったと語られています。
福岡高校時代は化学部に所属し薬品を混ぜて遊んでいたそうです。
父親は九州大学工学部の教授をされていました。
また、祖父も大学人だったということもあり、自然科学の研究者になりやすい環境にあったそうです。
それに関しては父親と母親の思いもあったようです。
さらに、スポーツや文学などには全く才能がなかったので選択肢がたくさんあったわけでもなかったようです。
それで子供の時から研究者を目指していました。
追記:大隅良典さんが栄誉教授として務めている東京工業大学の大岡山キャンパスで2016年10月8日から学園祭が始まりました。
今年は特別に大隅さんの業績などを紹介する展示スペースが設けられています。
この学園祭は9日までです。
また、愛知県岡崎市にある自然科学研究機構基礎生物学研究所に大隅良典さんは所属していた時期があります。
基礎研に13年間所属した後に東京工業大学に移られました。
今回のノーベル賞受賞により所属していた時に使っていた顕微鏡を一般公開しました。
一般的な光学顕微鏡です。
大隅良典さんが使っていた顕微鏡で酵母の観察などが出来るようです。
面白そうですね。
経歴について
まずは大隅良典さんの大学卒業後の経歴について解説します。
wikiをはじめ、詳しく解説しているサイトがたくさんあるので、ここでは箇条書きにしてわかりやすくまとめてみます。
以下のようになります。
1972年:東京大学大学院理学系研究科博士課程単位取得満期退学。
1974年:ロックフェラー大学博士研究員。
1977年:東京大学理学部助手。
1986年:東京大学理学部講師。
1988年: 東京大学教養学部助教授。
1996年:基礎生物学研究所教授。
2004年:総合研究大学院大学生命科学研究科教授。
2009年:基礎生物学研究所名誉教授。
2009年:総合研究大学院大学名誉教授。
2009年:東京工業大学統合研究院特任教授。
2015年:文化功労者選出
次に受賞歴について紹介します。
2005年:藤原賞(藤原科学財団)
2006年:日本学士院賞
2007年:日本植物学会学術賞
2008年:朝日賞 (朝日新聞社)
2012年:京都賞基礎科学(生命科学) 部門(稲盛財団)
2013年:「オートファジーの分子メカニズムおよび生理学的機能の解明」でトムソン・ロイター引用栄誉賞
2015年:ガードナー国際賞
2015年:国際生物学賞
2015年:慶應医学賞
2015年:ローゼンスティール賞
2016年:ワイリー賞
あまりにもすごい経歴です。
管理人からすると、雲の上の人って感じです。(笑)
プロフィール
ここでプロフィールを紹介しておきます。
名前:大隅良典(おおすみよしのり)
生年月日:1945年2月9日 今現在の年齡は71歳
出身地:福岡県福岡市
血液型:O型
趣味と特技:庭いじり
テレビは見ないそうです。好きな音楽はクラシック。
やはり科学者って感じですね。
料理もされるそうです。
科学者はみんな料理が上手なはずと述べられています。
生い立ちと幼少期
生年月日からわかるように終戦の半年ほどにお生まれになっています。
兄と2人の姉がいます。4人兄弟の末っ子でした。
幼少期は大変虚弱な体だったようです。
それで、両親にすごく心配されながら育っていきました。
理由は戦後の食糧事情の悪さなども原因のようです。
母親は、戦後になって結核にかかり長い間病床にいました。
ストレプトマイシンやパスなどの抗生物質の輸入により後に回復されました。
余談になりますが、母親が回復してからは家族で麻雀をしていたそうです。(笑)
大隅良典さんが1番強かったそうですよ。
自然が豊かな環境でお育ちになられました。
川や山、そして浜辺などでよく遊ばれたようです。
また、家の周りには農家が多い環境でもありました。
昆虫採集にハマったり、満天の空を眺めながら宇宙にもあこがれがあったと語られています。
以上が大隅良典さんの生い立ちと幼少期です。
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