ノーベル賞の発表が今日から始まります。
「CRISPR-Cas9(クリスパー・キャスナイン)」という技術の基礎部分にあるクリスパーという遺伝子配列を発見したのが石野良純さんです。
このことで、ノーベル生理学・医学賞の受賞が期待されていますが、化学賞の方での受賞となるかもしれません。
ノーベル賞受賞の傾向に関してはその分野における研究の第一発見者を評価する場合が多いようです。
研究上、一番基本的なところが最重要ってことなんでしょうね。
ということで、石野良純九州大学教授が有力候補の一人に挙げられているんです。
本記事では、ノーベル賞有力候補の石野良純教授の略歴と出身高校、妻と子供をメインにリサーチしてまとめました。
また、出身大学やプロフィールも紹介します。
その他にクリスパーについても解説します。
石野良純(ノーベル賞候補)の略歴
ノーベル賞候補の石野良純教授は現在、九州大学大学院農学研究院教授を務められています。
また、NASA宇宙生物学研究所、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校にも関わっておられます。
経歴なんですが、わかりやすく略歴として紹介します。
出身高校と大学と大学院はこの後に説明するので、大学院修了後からの略歴を記載していきます。
大学院を修了した年の1983年に宝酒造に入社されます。
その後、大阪大学微生物病研究所研究生、そして1986年には薬学博士号を取得。
さらに、Yale Universityポスドク、 宝酒造バイオプロダクツ開発センターGL、バイオ研究所主任研究員、生物分子工学研究所主任研究員、生物分子工学研究所主席研究員を経てから現職となっています。
出身高校と大学
石野良純教授の出身高校は、大阪府立茨木高等学校。
この高校の偏差値は76くらいで、大阪府立高校のトップです。
出身者には小説家の川端康成さんや理論物理学者の米沢富美子さんなど著名な出身者が多数います。
出身大学は大阪大学薬学部。
大学卒業後は大阪大学大学院薬学研究科前期課程に進学され修了されています。
やはり予想通りの高学歴ですね。
妻と子供について
妻や子供といった家族関係の情報は今のところはありません。
息子さんや娘さんがいるのではないでしょうか?
こういったことは、ノーベル賞の受賞が決定したらいろいろと出てくるでしょうね。
奥様や子供さんがどういう方なのかすごく興味ありますね。
クリスパー(CRISPR)とは?
記事冒頭で少し説明しましたが、「CRISPR-Cas9(クリスパー・キャスナイン)」は、遺伝子の改変やゲノム編集に使われる技術です。
その名の通り、「クリスパー」と「キャスナイン」の2つの働きによって遺伝子を自由に書き換える技術なんです。
クリスパー(CRISPR)とは、簡単に言うと細菌のDNA(遺伝子)に繰り返し現れる配列のこと。
DNAは、A(アデニン)、G(グアニン)、C(シトシン)、T(チミン)の4つの塩基が並んだものであることを学校で習ったことがあると思います。
石野良純さんは、このクリスパー(CRISPR)という遺伝子配列を発見されたんです。
最初、細菌のある種のDNAの中で奇妙といえる繰り返しパターンを持つ遺伝子配列を発見します。
その遺伝子配列が後にCRISPRと名付けられました。
このクリスパーとは何なのかというと、ウイルスのDNAを切断したり破壊するためのものです。
これを応用した技術が現在どんどん発展しつつあるゲノム編集なんです。
「ゲノム編集の衝撃 「神の領域」に迫るテクノロジー」という本が出版されています。
この本は生物学的な専門知識がなくても読める一般人向けのものです。
ゲノム編集によっておこなわれる遺伝子治療やゲノム編集の未来には危惧する意見や考えも多いです。
そういった問題も含めてゲノム編集の基本を学ぶには非常にわかりやすい良書です。
こういった関係の本はいくつか出版されているので、興味のある方は読んでみるといいですよ。
プロフィール
プロフィールを最後に紹介して終わりにします。
名前:石野良純(いしのよしずみ)
生年月日:1957年(昭和32年) 現在の年齢は60歳か61歳
出身地:京都府生まれ 育ちは大阪府
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