夏至観音って、いつ、どこで見ることができるんだろうか?
巷の噂では、決まった日の決まった時間にしか見ることができない観音様らしい。
夏至の日のある時間になると、太陽の光で何かが岩に映し出され、その姿が観音様に見える・・・?
夏至観音とは何?
夏至観音とは、1年のうちの夏至の日から約50日間のうち、晴天の日の午後3時頃から数分間の間だけ見ることができる自然現象をいいます。
つまり、太陽の光が岩肌の洞窟に差し込むと、観音様のシルエットが足元から出現し、錫杖(しゃくじょう)を手にしているかのような全身姿の観音様が現れてきます。
とても不思議な現象です。
2021年の夏至は、6月21日(月)。
この日は1年のうちで、昼の時間が一番長い日となります。
ということは、夜になるまで時間がかかるということですよね。
ちなみに6月21日(月)夏至の日の管理人が住む熊本県の日の出入りは以下のようになります。
日の出:午前05時09分
南 中:午後12時19分
日の入:午後19時28分
夏至観音が見れる小豆島の洞雲山への行き方と時間
夏至観音を見るためには、香川県小豆島の洞雲山へ行かねばなりませんので、そこへの行き方と時間についてまとめます。
【出発地:熊本県】
熊本空港 => 高松空港 ANA/JALなど(所要時間:4時間5分)
高松空港 => 高松駅 リムジンバス(所要時間:40分)
高松駅 => 高松港 徒歩10分
高松港 => 土庄・池田港 フェリー(所要時間:60分)
高松港 => 土庄港 高速船(所要時間:35分)
熊本空港出発 合計所要時間:約6時間55分(フェリー)/約6時間35分(高速船)
【出発地:東京】
羽田空港/成田空港 => 高松空港 ANA/JALなど(所要時間:1時間20分)
高松空港 => 高松駅 リムジンバス(所要時間:40分)
高松駅 => 高松港 徒歩10分
高松港 => 土庄・池田港 フェリー(所要時間:60分)
高松港 => 土庄港 高速船(所要時間:35分)
羽田・成田空港出発 合計所要時間:約3時間10分(フェリー)/約2時間45分(高速船)
上記のルートで乗り継ぎが上手く行けば、夏至観音の御姿を見らます。
現地に宿泊するつもりで出かけるのが良いかもしれませんね。
夏至観音が現れる条件とメカニズム
夏至観音の御姿が現れる条件やメカニズムってすごく気になります。
不思議な自然現象ですからね。
夏至の日から50日間のうち、晴天の日の午後3時頃から数分間という条件になります。
メカニズムについては、太陽の光による最も強い日差しが、岩肌の洞窟へと差し込み、次第に
観音様の足元から徐々に映し出され、全長約3mの高さで姿を表す仕組みになっています。
夏至観音の発見者
夏至観音の第一発見者は、お遍路さんだそうです。
洞雲山は、小豆島霊場1番札所であり、今から数十年前にこの地に訪れたお遍路さんが、撮影した写真の中に、偶然発見したのだそうです。
夏至の日に見られる観音様ということで洞雲山の住職が「夏至観音」と名付け、毎年その時期になると観音様の姿をひと目見ようと多くの観光客が訪れるようになりました。
夏至観音が出現する洞雲山と小豆島八十八ヶ所霊場
夏至観音が出現する洞雲山と小豆島八十八ヶ所霊場について以下にまとめます。
「四国霊場八十八ヶ所」めぐりというのは、四国地方にある八十八ヶ所の霊場を幾日もかけて巡礼するものです。
弘法大師によって開かれた「四国霊場八十八ヶ所」めぐりの1/10の手軽さで「小豆島霊場八十八ヶ所めぐり」ができるので、お遍路さん初心者の方でも気軽に参加できるという利点があります。
夏至観音が出現する洞雲山は、小豆島霊場第1番札所になります。
不思議で神秘的な夏至観音の御姿を実際一度は見てみたいところです。
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