こんにちは。
今回は、セシリアヒメネス(Cecilia Gimenez)に注目してみます。
イエス・キリストの絵画の修復で世界的に話題になった女性です。
実際は大騒動となったんです。
当時の年齡は80歳でした。
過去に大きな話題になったセシリアヒメネスさんのその後と今現在、夫と子供についてまとめてみました。
姉についても紹介します。
セシリアヒメネスとは?
セシリアヒメネスさんとは、スペインの教会にあったイエス・キリストのフレスコ画を修復した一般信者で教会員の老婦人。
当時80歳でした。
その教会はスペイン北東部のボルハにあります。
絵は教会の柱に描かれていたものいで、120年も前のものなんです。
いばらの冠をかぶったキリストの肖像画です。
作品のタイトルは「Ecce Homo(この人を見よ)」
この絵を描いたのはエリアス・ガルシア・マルティネスという19世紀の画家です。
セシリアヒメネスさんによると、修復を頼まれたからやっただけと述べています。
こそこそと作業したりということはなく、堂々としかも淡々と絵画の修復作業をおこないました。
その様子を他の信者の方も見ていたんですが、誰も止めたりすることはなかったそうです。
ここまでは別になんてこともない話なんですけど、イエス・キリストのフレスコ画がとんでもないことになっていたんです。
ボルハの地域研究センター職員が修復された絵画の写真を撮りに来た時にその変わり果てた状況にびっくりしました。
作者であるエリアス・ガルシア・マルティネスさんのお孫さんは、作品が破壊されてしまっているとショックを受けてしまったんです。
では、どんな感じに修復されてしまったのかというと、元はキリストの肖像画でしたが、漫画風になってしまっていたんです。
子供が描いた絵のように見えるのは管理人だけではないと思います。
さらに具体的に説明すると、顔色が悪い猿のような姿にキリストが変化していました。(笑)
口はゆがんだシミのようになっていることが報道されていました。
当時は、修復する方法があるのか議論されたり、再発防止策が検討されたり、この行為への非難も当然出てきました。
あまりにも変わり果てたキリスト。
そりゃ怒って非難されるのも無理はないと思います。
苦情もだいぶ出て世界的な話題の人になってしまいました。
「世界最悪の絵画修復」と言われ、世界中の話題になったほどです。
世界的な笑いを取ったと言えます。
ただ、セシリアヒメネスさんの妹のエスペランサ・ヒメネス・スエコさんだけが姉を擁護する発言をしています。
ニュースなどの報道で、オリジナルのまだ修復される前と後の状況の画像が掲載されていて管理人は確認してみましたが、とんでもない変わり様です。(笑)
長い年月の間に傷みなどの劣化が出てきていたそうで、いずれは誰かが修復しなければいけなかったんですが、なぜかセシリアヒメネスさんがその大役を務めることになったようです。
上では「頼まれた」って話をしましたが、過去の報道の中には「自主的」に修復をおこなったとも書いてあり、どちらが真実なのかよくわかりませんでした。
その後と今現在
気になるのはその後と今現在です。
セシリアヒメネスさんご自身もそうなんですが、キリストの絵画もです。
今現在は85歳になられています。
そして、なんと非難や苦情から評判が一転してしまってるんです。
非難や批判で一時期は心労が重なり寝込んでいたようです。
その後に個展なんかも開きました。
なかなか評判が良かったらしく汚名返上したなんてニュースもありました。
とんでもない修復をされたと当時言われていたキリストのフレスコ画「Ecce Homo(この人を見よ)」を見ようと、スペイン北東部ボルハの教会には人々が押し寄せているんだそうです。
さらには、修復画がプリントされたマグカップやTシャツが販売されているっていうんです。
何なんでしょうね?
この変わり方は!
そして、この出来事を基にしたオペラまで上演されたんです。
管理人には全く理解できません。(笑)
セシリアヒメネスさんの絵画修復騒動以来、ボルハの観光客が大変増えたということを町長が述べています。
観光的には良かったようです。
それと、セシリアヒメネスさんの評判が悪人から英雄みたいになってしまったことにも驚かされます。
以上が、その後と今現在です。
夫と子供について
結婚して夫がいましたが、先立たれています。
子供についての情報はないです。
妹さんが報道で出てきました。
もし息子さんや娘さんなどの子供がいたらやっぱり非難の渦中にあった母親を擁護するでしょうから出てきてないことから考えて子供はいないのかもしれませんね。
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