スプートニク1号の打ち上げの目的と今現在について!犬のライカも解説!

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こんにちは。

本日10月4日は歴史的な日です。

世界初の人工衛星であるスプートニク1号(Sputnik 1)が打ち上げられた日なんです。

当時のソ連の人工衛星です。

歴史的には、その後にアメリカのアポロ計画(Apollo program)が実施され、人類初の有人月面着陸が成功します。

今では人工衛星なんて言葉を聞いても特に驚くようなことはまずありませんよね。

でも、現在から60年前の今日、スプートニク1号の打ち上げという世界初の出来事があったんです。

また、スプートニク計画は、人類史上初めて地球の生命を宇宙に送り出すことに成功したことでも有名です。

生物、生き物である動物が初めて宇宙へ行ったんです。

こういったことが、後の有人宇宙船計画にもつながっていきました。

そんなわけで今回は、スプートニク1号の打ち上げの目的と今現在、そしてこの宇宙線に載せられた動物である犬のライカについても解説します。

「スプートニク」という言葉の意味も気になるでしょ?

そんなことも説明していきます。

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スプートニク1号とは?

スプートニク1号とは、すでに記事冒頭で説明したように世界初の人工衛星です。

今から60年前の今日打ち上げられました。

打ち上げたのは当時のソ連(ソビエト連邦)。

スプートニクとはロシア語で衛星という意味です。

コンスタンチン・エドゥアルドヴィチ・ツィオルコフスキーさんの生誕100周年と国際地球観測年に合わせてスプートニク1号は打ち上げられました。

コンスタンチン・エドゥアルドヴィチ・ツィオルコフスキーさんとは、ロシア帝国のロケット研究者です。

物理学者、数学者、そしてSF作家でもありました。

科学技術的な観点からするとこのソ連の世界初となる人工衛星の打ち上げの成果というものは非常に大きいものでした。

そのため、「スプートニク・ショック」を引き起こすという結果に!

どういうことかというと、ソ連が世界初の人工衛星の打ち上げに成功したものですから、アメリカと西側諸国に衝撃や危機感が走ったということなんです。

ソ連のスプートニク計画が始まる前からアメリカは、自国が宇宙開発のリーダーであると言っていたんです。

アメリカには「ヴァンガード計画」という宇宙計画というか人工衛星計画がもともとあって、アメリカ初の人工衛星打ち上げを試みたんですが、初回の打ち上げが失敗に終わってしまいます。

スプートニク1号の打ち上げ成功に対してアメリカの「ヴァンガード計画」は失敗。

このことでそれまでのアメリカの自信がひっくり返ってしまってアメリカ中がパニックになりました。

それが「スプートニク・ショック」なんです。

このように科学的な側面だけでなく、アメリカとソ連との関係の変化もありました。

こういったことで、その後に宇宙開発競争が開始されます。

スプートニク・ショックはアメリカのアポロ計画と月面着陸成功によって一旦は収束したんですが、冷戦のきっかけになった出来事でもありました。

スプートニク1号の打ち上げ成功にはこんな歴史的な国家間の関係なども含まれています。。

ただただ科学的な意味だけではなかったんです。

興味のある方は当時の世界情勢などもチェックしてみるといいですね。

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打ち上げの目的

すでに説明したように、スプートニク1号は、コンスタンチン・エドゥアルドヴィチ・ツィオルコフスキーさんの生誕100周年と国際地球観測年に合わせて打ち上げられました。

気になるのは打ち上げの目的ですよね。

スプートニク1号は、地球の周囲をまわる軌道上で、電波を反射したり吸収する働きをしている電離層の観測と電波の伝播実験を行なったんです。

こういったことからわかるように、打ち上げ目的は、電離層の観測と電波の伝播実験でした。

スプートニク1号の打上げの1ヶ月後にはスプートニク2号が打ち上げられました。

このスプートニク2号の打ち上げの目的は、地球上の生物を宇宙に連れ出すことでした。

この時の生物というのが後ほど解説する犬のライカです。

その後、スプートニク3号が打ち上げられますが、失敗に終わります。

そして、スプートニク4号が打ち上げられました。

さらに、スプートニク5号も。

このスプートニク5号にはいろんな動物や植物が積まれていました。

犬が2頭にネズミが40匹、さらにラットが2匹。

そして植物です。

ちなみに、動物達はすべて無事に地球に帰還しました。

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今現在はどうなっている?

スプートニク1号のその後や今現在が気になっている人は多いと思います。

残っているなら実際に見てみたいと思うかもしれませんね。

画像だけならインターネット上ですぐに見れるんですけどね。

スプートニク1号は打ち上げの57日後に大気圏に再突入して消滅してしまっています。

ですから、今現在は残っていないんです。

残念ではありますけどね。

その代わりに画像があるのでそちらをみるしかないです。

しかし、つい最近、すごく興味深い情報が入りました。

スプートニク1号のテスト機がオークションに出品されていることがわかりました。

これはフルスケールのテスト機です。

実際に打ち上げられたモデルとは違うとはいえ、すごいですよね。

非常に珍しいものであることは確かです。

オークションというのは世界的なオークションハウスであるイギリスのボナムズ(Bonhams)です。

それで気になるのがこのテスト機の値段です。

日本円で1100~1700万円の値がついてるそうです。

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犬のライカについて

犬のライカとは人類より先に宇宙を旅した動物です。

ソ連の初めての宇宙犬です。

スプートニク2号に乗って宇宙へ行ったんです。

ライカというんですが、クドリャフカという名前でもあるようです。

犬種も気になると思います。

シベリアンハスキーの雑種のメス犬です。

もともとは捨て犬だったようです。

拾われた当初は「クドリャフカ」、つまり「巻き毛ちゃん」という意味の名前で呼ばれていたようですが、後にライカという名前に改名されています。

当初、ライカという名前からロシアン・ライカとして知られている犬種であるとの推測もあったようです。

しかしその後に、ソ連からの情報で犬の名前であることがわかったそうです。

どうしてオス犬ではなく、メス犬のライカが実験に選ばれたかというと、排泄姿勢の問題からだそうなんです。

なるほどな~と思った管理人です。

ライカはスプートニク2号の中で亡くなってしまいますが、宇宙船の中でどのような状況下に置かれていたかについてはいろんな情報があります。

その中にはかわいそうというか悲しい話も・・・。

ここではその詳細は省略しますが、気になる方は調べてみてくださいね。

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